初の女性アメリカ大統領誕生の可能性は?共和党ニッキーヘイリー候補の経歴や家族構成について

インド系移民の娘として、10代のころから母親が始めた小さなブティックを手伝いながら勉学に励み、州知事、国連大使となったニッキー・ヘイリーは、アメリカンドリームをまさに自ら体現しています。アメリカ国民は、こういう人間を好みますから、大逆転が起こるアメリカ大統領選挙では、初の女性大統領誕生は夢では無いかもしれません。

ヘイリー候補の略歴

ヘイリー候補はサウスカロライナ州知事として、移民政策や教育政策において強硬保守的な立場を取り、不法入国を厳しく取り締まりました。また、貧困層の子供への支援を行いながら、「コモンコア」の導入を拒否し、教育の自由を主張しました。

2015年のチャールストン教会銃乱射事件では、白人至上主義者の犯人が南部連合旗を使用していたことを受けて、即座に南部連合旗の撤去を決定し、超党派での合意を得ました。この決定は共和党として異例のものでしたが、ヘイリーは成功を収めました。

彼女は国連大使としても任命され、外交面での経験を積み、2023年2月に大統領選に出馬することを表明しました。現在は大統領候補としてトランプとの争いに臨んでおり、特に若い世代からの支持を集めています。スーパーチューズデーを含む今後の予備選での結果次第では、彼女が共和党の指名を獲得し、民主党のバイデンと対決する可能性が高まっています。

ヘイリー候補の生い立ちについて

ニッキー・ヘイリーの家族は、インドからの移民であり、彼女の父親はアジット・ランダハワ、母親はラジという名前です。両親はともにインドのパンジャブ州出身のシク教徒で、父親のアジットはパンジャブ農業大学の教授、母親のラジはデリー大学の法学部の卒業生でした。

アジットとラジはカナダのUBC(ブリティッシュコロンビア大学)で出会い、アジットがPhDを修得した後、サウスカロライナのVoorhees Collegeで生物学の教授になるためにサウスカロライナに移住しました。彼らはサウスカロライナの小さな町で家庭を築き、そこでニッキー・ヘイリーが誕生しました。

ニッキーは2男1女の3人兄妹の末っ子で、愛情深く育てられました。Orangeburg Prep SchoolからClemson Universityへ進学し、会計学の学位を取得しました。

結婚は22歳で、夫のマイケル・ヘイリーとの間に1男1女をもうけており、夫はサウスカロライナ州の州兵で、2012年にはアフガニスタンに派遣される陸軍大尉でした。夫婦は改宗してシク教徒からメソジストになり、家族とともにサウスカロライナで生活しています。子供たちは彼女の大統領選キャンペーンに協力し、長女は看護師、長男は大学生です。

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